2007年10月27日土曜日

DDH-144護衛艦くらま

しらね型護衛艦の二番艦「くらま」は3機の哨戒機を搭載する、ヘリコプター搭載護衛艦。はるな型護衛艦の発展型として建造された。イージス艦「こんごう」型護衛艦が建造されるまで、海上自衛隊で最大の護衛艦であった。護衛隊群直轄艦として、フラッグシップ的存在でもある。
また本級は護衛艦の中でもいち早く最新の兵器を搭載しており、海上自衛隊の対潜作戦の中枢を担う。
大型哨戒ヘリコプター3機を搭載という能力を有する艦は世界的にも稀な例である。

■基準排水量:5200t / 満載排水量:6800t
■主要寸法 全長159m×幅17.5m×深さ11.0m×喫水5.3m
■主機:蒸気タービン2基2軸, 出力:70000PS, 速力:約32kt
■船型:長船首楼型, 乗員:約350名
■主要装備:5インチ54口径単装速射砲:2基
・高性能20mm多銃身機関砲(CIWS):2基
・短SAM シースパロー8連装発射機:1基
・アスロック(ASROC)8連装発射機:1基
・3連装短魚雷発射管:2基, 哨戒ヘリコプター:3機

1 件のコメント:

エマ☆ナチ さんのコメント...

海保管制官がコース助言=前方貨物船追い越しで-護衛艦と衝突のコンテナ船に・7管


 海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国籍のコンテナ船「カリナスター」が関門海峡で衝突、双方が炎上した事故で、海峡を通過する船舶に安全情報を提供する海上保安庁の「関門海峡海上交通センター」(北九州市)の管制官がコンテナ船に対し、前を航行する別の貨物船を左側から追い越すよう助言していたことが28日、分かった。
 助言に法的拘束力はなく、操船は最終的には船長の判断に任されるが、コンテナ船は助言を受け、くらまに接近した可能性がある。第7管区海上保安本部(同市)は、「(助言が)事故原因になった可能性は否定しない」としており、乗組員らから事情を聴くとともに、管制官の対応が適切だったかどうか調べる。
 海保によると、貨物船の速度はコンテナ船の半分の6ノット程度と遅く、コンテナ船が徐々に近づくのを同センターの管制官がレーダー画面で発見。事故約4分前の27日午後7時52分ごろ、貨物船に「後ろから近づく船がある」と注意喚起した。
 これに対し、貨物船は「左舷側を通して(追い越させて)ほしい」と応答。このため、管制官はコンテナ船に「左舷側を追い越して」と助言するとともに、「前方から護衛艦が来ているので注意しなさい」と情報提供したという。 



10月28日18時31分配信 時事通信 全文引用